今ぼくの中で超絶ヒットしているソーシャルゲームこと『リンバスカンパニー』(世界観と倫理観が終わってる)のメインストーリー3章をつい最近クリアしました。
いや〜〜〜〜〜〜〜〜!ストーリーめっちゃおもしろかったです。ほんとに。
シンクレア君。曇り顔がよく似合う年少組。
3章はメインキャラの一人であるシンクレアを主役として話が進んでいきます。
彼の生い立ちやトラウマ、それに連なる人格形成を話の軸として丁寧に描写しつつ、終盤へのカタルシスへ持っていっていたのは読み応えがとてもありました。
リンバス3章のシンクレアのトラウマ形成の過程がリアルですきなんだよな 10代の子ども特有の見栄と軽率さとかもろもろの原因が、さ、
— 丁寧な生活 (@burger_tsukimi_) 2023年4月3日
思春期特有の見栄や軽率さから引き起こされる取り返しのつかない出来事はそりゃPTSDにもなるよね……でもかわいそうはかわいいが似合ってしまうんだよなあシンクレア君……
あとやっぱり欠かせないのが新キャラクローマーの存在。上記のシンクレア要素を十二分に発揮させた上で、彼女自身もクセが強いながらもとても魅力的なキャラでした。
狂気に溢れながらも彼女は彼女なりの信念(相当狂っていますが)を持っています。細かいところは下記のネタバレ含む感想のところに書いてるんですが、そういうところがすごく刺さったんだなあと改めて思い返しました。自らのことを博愛主義者だと高らかに語る彼女のシーンがとても好きです。
クローマーといえば、シンクレアへの異常なまでの執着。思春期から今に至るまでのシンクレアに多大なトラウマを植え付けてまで彼に執着する姿は、歪な愛情表現にも見え、また一種の救いを見出しているのではないかのようでした。共通項を見出されてしまったしね。
あまりの狂気っぷりに、推しに曇って欲しいタイプのオタクって言われてるのもわかる。あとクローマーじゃないけどぼくまでシンクレアァ……❤️(ネットリ ってつい呼んじゃいそうになる。かわいそうはかわいい。
以下ネタバレ含む感想
- 開幕ロージャさんの常識人っぷりがまた光る。普段おちゃらけてるけど根は常識人寄りなキャラってなんかいいですよね。
- シンクレアがトラウマで吐いた時に誰もかける言葉がなくて気まずい雰囲気が流れたり、そういうリアルさを出すリンバスが好き。
- ドンキちゃん“どこでもいつでも”いつも通りで安心する。キャラの一貫性が好きなので、「このキャラはこういう場面だとこうするよね!」ってのを見せられるとニッコリしちゃう。
- それはそれとして、もしも万人受け巨大ソシャゲだったらユーザーに嫌われる無能ムーブしてる!とかでドンキちゃん叩かれてるんだろうな〜って無意味で不毛なシャドーボクシングをしました(シュッシュッ
- 「じゃあ(ドンキホーテは)ヴェルキリウスとも友だちじゃん」ってブラックジョークを飛ばされるドンキちゃんかわいい。そういやドンキちゃんの友だちって今どうしてるんだろうね。間違いなく無事ではないだろうけど……
- エピ&ソードが死んでマジで容赦ないなこのゲーム……ってショックを受けた。仮にも前章の出番が多かったキャラたちだったのに……
- とはいえ、介錯シーンだったりソードとのやりとりだったりと、死ぬ際の見せ場はきちんとあってよかった。でもやっぱり死んだかぁ〜……
- シンクレアがクローマーのことを「クソアマ」呼びするところが良すぎた。癖。シンクレア決死のトラウマ脱出の意味合いもあっていい。
- クローマーがシンクレアに異常なまでの興味を持ったのは、義体会社の子息でありながら義体嫌いという以外にも単純に一目惚れや運命みたいものもあったのかもしれないね。そうだと個人的にはなんかうれしい。
- シンクレアとクローマーがふつうに仲良くしてた時期もあったんだよな……穏やかなクロシンもたしかにあったんだよな……
- 人間至上主義で義体を迫害をする博愛主義者クローマーの末路がヒトの形を留めていないバケモノなのは、醜くて哀しい末路だった。本人からすると理想の姿なのに、側から見ると醜いバケモノなのは、クローマーが忌み嫌う義体そのものに等しくて皮肉だなあと。
- でもそういう哀しき末路ってある意味美しくないですか??????
- デミアンがラストでカッコよく出てきたけど、ラスボスクローマーがあまりにも強すぎたので、もっと早く出てきてくれ……って声がつい出てしまった。あいつもうひとりでいいんじゃないかな。
- たぶんクローマーは死んでないんじゃないかな説を推したい。ただ、マトモな姿では再登場出来なさそうだけど。
- 焼き鳥を買ってきたヴェルおじがなんかかわいい。焼き鳥屋へ買いに行く様子を想像してふふってなる。
イベントや4章もすごく楽しみだけど、3章ラスボスがメチャ強すぎて時間かかりまくったから、もうちょっとご容赦を〜という気持ちはあります。
おわり